「これ、あとで読もう」とブックマークした記事。「面白そう」と保存したYouTube動画。流れてきて気になったSNSの投稿。そのほとんどを、二度と見返していないのではないでしょうか。
ブクマは増えるのに、引き出される日は来ない。たまに思い出しても「あの話、どこで見たんだっけ」で終わる。見たはずなのに内容が出てこなくて、結局また一から検索している。せっかく時間を使って見つけた情報が、貯まる先がないまま消えていく。これは、忙しい人ほど起きています。
原因は、やる気でも記憶力でもありません。「あとで整理しよう」が、永遠に来ないという、わりとはっきりした仕組みの問題です。この記事では、気になった情報を取りこぼさず、後からちゃんと引ける形にする、続けやすいやり方をお伝えします。
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結論:気になったら「その場でLINEに投げる」だけにして、整理はAIに任せる
続く仕組みのコツは一つだけ。自分がやることを「投げる」だけに減らすことです。
気になった記事や動画のURLを、いつものLINEにポンと送る。読むのも、まとめるのも、分類するのも、自分ではやらない。送られた中身をAIが読んで要約し、検索しやすい形で貯めておいてくれる。だから後から「先週見た、あの値上げ対応の記事」と話し言葉で聞けば、関連するものを集めて返してくれる。この形にしておくのが、結局いちばん続きます。

ポイントは、新しいアプリや習慣を増やさないこと。専用の保存ツールを開いて、フォルダを決めて、整った形でメモする。その手間が一段でもあると、忙しい日には飛ばしてしまい、いつのまにかやめてしまいます。すでに毎日開いているLINEに寄せるからこそ、続きます。
なお、ここで扱うのは外から見つけてきた情報(記事・動画・SNS)を取りこぼさない話です。社内にもともとある知識(過去のやり取りや手順)を貯めて引く話は、別の記事で扱っています。入口がLINEという点は同じでも、貯める中身がちがいます。
向いている会社・向きにくい会社
向いているのは、日々たくさんの情報に触れている人や会社です。業界ニュースを追いかける、競合や他社の発信をチェックする、ノウハウ系の動画やSNSをよく見る。こうした「インプットは多いのに、活かしきれていない」状態を解消できます。スマホで情報収集することが多い人、移動中に「これ後で」と思う場面が多い人ほど、その場でLINEに投げる形と相性が良いです。
逆に、すでに自分なりの情報整理が回っていて、ちゃんと見返せている人は、伸びしろは小さめです。それでも「貯めても見返さない」「動画は時間がなくて結局見ない」という心当たりがあるなら、要約だけでも自動で貯まる価値はあります。
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具体的に、どう仕組みにするか
気になった情報を「投げるだけで後から引ける」にする3ステップ
- 1気づいたらLINEに投げる記事・動画・SNSのURLを、いつものLINEに送るだけ。読むのは後でいい。
- 2AIが中身を要約して貯める送ったURLの中身をAIが読み取り、要点を短くまとめて検索できる形で蓄積。
- 3あとで話し言葉で引く「あの値上げの記事どこだっけ」と聞くと、意味の近いものを集めて返す。
順番に、もう少しだけ具体的に見ていきます。
- 投げる先を一つ決める:気になった情報を送る専用のLINE(自分専用のグループや、社内なら共有のbot)を一つ用意します。「気になったらここに送る」とだけ決めて、書式は一切自由。URLだけポンと送れば十分です。
- 要約はAIに任せる:送られたURLの中身を、ChatGPT(チャットジーピーティー・文章を読み書きできる対話型AI)や Claude(クロード・同じく対話型のAI)が読み取って、要点を短くまとめます。「何の話か」のラベルづけまで自動でできるので、自分で分類する必要はありません。
- 貯め先に残す:まとめた内容は、普段見る Notion(ノーション・情報を貯めて検索できる社内Wiki/データベース)や Google ドライブ に残しておけます。「LINEで投げて、Notionに溜まっていく」という形が自然です。
- 後から意味で引く:「先週見た、人手不足の対策の動画」と話し言葉で聞けば、キーワードがピタリと合わなくても、意味の近いものを集めて返します。元の記事や動画にもたどれるようにしておきます。
ここが肝
自分がやるのは「気になったら投げる」だけ。読む・まとめる・分類するをAI側に寄せるほど、忙しい日でも続きます。動画なら、NotebookLM(ノートブックエルエム・Google製の資料要約AI)や Gemini(ジェミニ・GoogleのAI)に中身を要約させると、見る時間がなくても要点だけ貯まります。

実は、株式会社Head High 自身も、社内のLINEに気になった記事や動画のURLを投げると、AIが中身を要約して貯め、後から自然な言葉で引ける形を使っています。流れてきた情報を「あとで」と思って失くす、ということが地味に減ります。
つまずきやすい点
- 投げる先を増やしてしまう:「動画はこっち、記事はあっち」と分けた瞬間に続きません。投げる先は一つに絞るのが鉄則です。
- 完璧に整理しようとする:自分でタグをつけたり要約を書こうとすると、それがハードルになって続きません。整理はAIに任せて、自分は投げるだけにします。
- キーワード検索のつもりで使う:「あれ何だっけ」は、言いたいことを話し言葉でそのまま投げるほうが当たります。正確な単語を思い出そうとしなくて大丈夫です。
よくある質問
Q. 仕事に関わる情報も、AIに渡して大丈夫ですか? A. 何を投げるか・何をAIに渡すかを線引きすれば、問題なく使えます。社外に出せない情報は社内に閉じた形にして、AIには要約に必要な範囲だけを渡す、という設計にできます。気になった「公開記事のURL」を投げるぶんには、もともと公開されている情報なので心配は要りません。
Q. YouTubeなど動画も投げられますか? A. 動画のURLを投げて、中身を要約させることができます。NotebookLM や Gemini のような道具に渡せば、長い動画でも要点だけ短くまとまるので、見る時間がなくても「何の話だったか」は貯まります。
Q. 小さく始められますか? A. 始められます。まずは自分専用のLINEに気になったURLを投げて、ChatGPT や Claude に要約させるところからで十分です。続きそうだと分かってから、Notion などの貯め先や、後から引く形を足していく、という順番が現実的です。
気になって時間を使って見つけた情報は、投げておくだけでは資産になりません。後から引けて初めて、次の判断や仕事に使えます。読む・まとめる・分類するをAIに寄せて、自分は「気になったら投げる」だけにしておけば、社員は「探す・思い出す」に時間を溶かさず、本来やるべき仕事に向かえます。情報収集の取りこぼしをなくすと、人件費がムダなく活きるようになります。
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